シングル介護生活
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介護生活

介護認定結果と両親との生活開始

こんにちは。julyです。

このブログでは、突然始まった親の介護生活や50代シングルの日常を綴っています。
いつかは、、、と頭の中ではぼんやりと考えてはいましたが、80代半ばの両親は思いのほか
二人とも元気に暮らしており、介護の現実味もなく日々を過ごしていた中に、突然訪れました。

介護認定が下りました。

介護認定レベル2

申請手続きを行ってから約1か月ほどで、介護認定がおりました。

父の結果はレベル2

自立日常生活に支援や見守りが必要ない。
要支援1基本的な日常生活動作は自分で行えるが、一部動作に見守りや手助けが必要。
要支援2筋力が衰え、歩行・立ち上がりが不安定。介護が必要になる可能性が高い。
要介護1日常生活や立ち上がり、歩行に一部介助が必要。認知機能低下が少しみられる。
要介護2要介護1よりも日常生活動作にケアが必要で、認知機能の低下がみられる。
要介護3日常生活動作に全体な介助が必要で、立ち上がりや歩行には杖・歩行器・車いすを使用している状態。認知機能が低下し、見守りも必要になる。
要介護4要介護3以上に生活上のあらゆる場面で介助が必要。思考力や理解力も著しい低下がみられる。
要介護5日常生活全体で介助を必要とし、コミュニケーションを取るのも難しい状態。
上記のようなレベルに分かれるそうです。


家族の話し合い

無事に介護認定もおりました。
家族が認識していたものより、軽い判定でホッとすると同時に
施設に入るほどでもないレベルに、家族同士の気持ちがずれていくのを感じました。

父は当然、我が家へ戻りたい。
娘の私としては、施設に一人で入れるには余りにも早いのではないかとの思い。
兄夫婦の考えは、介護をしたくないとの思いから施設へ入れたい。
父の姉妹達の考えは、住み慣れた家に帰してあげたい。
父の妻である母は、一人で介助することへの不安。

それぞれが、色んな思いを持っておりました。
でも、介護認定が下りた後は退院する時間が迫っています。ゆっくりと考えている時間は残されていませんでした。

父の思いを優先すると、高齢の母が一人で介護するようになるので大変なことは目に見えています。
兄夫婦へ協力を仰ぎましたが、二人から良い返事をもらうことは出来ませんでした。。。

いよいよ退院手続き

兄夫婦に憤りを抱きつつも、父を施設へ入れる勇気がない私は両親を引き取ることに決めました。

父は、なんとなく理解していたようです。私の話を黙って聞き、母と一緒に私の住むマンションへ帰ることを了解してくれました。
きっと辛かっただろうと思います。

父が退院するまで10日ほどしか時間は残されていませんでした。
その間に、私の住む街でのデーサービスを受けれる施設を探し手続きを行いました。
そして、介護用ベッドの購入や介護用の椅子、そして衣類や日用品の準備。
目まぐるしく準備を整える必要がありました。

幸いにも、私の住むマンションは1階にあるため階段を使う必要がなく、駐車場から直接部屋へ移動することが可能な上、部屋も段差がないので特別にリフォームや手すりなどを付ける必要は今のところありませんでした。

30年ぶりの両親と同居

デイサービス

父が無事に退院し、我が家での同居が始まりました。
父は杖を使って自分で歩行は出来る状態まで回復しましたが、お風呂は浴槽に入ることが出来ないので、デイサービスを利用することにしました。
幸いにも、介護レベル2での受け入れ施設が直ぐ近くにあったため、その施設に週3で通うことが出来るようになりました。
月・水・金の朝9時から16時まで施設で過ごします。施設では入浴とリハビリをして貰い、昼食を頂いたあとに、施設仲間と思い思いに過ごすようです。
父は偶然にも、同級生の幼馴染がいらっしゃり、毎回囲碁を楽しんでいるようです。

毎朝、9時頃に自宅玄関まで施設職員の方がお迎えに来て下さり、丁寧に送迎車まで連れていってくださいます。そして一日を過ごした後、夕方玄関先まで送り届けて下さり、とても親切です。

父は嫌がることなく、通っております。

母のボケ防止対策

幸いな事に、私の仕事はリモートワークの為、父の送りも迎えも玄関先で行うことができています。
しかし、リモートワークとはいえ、定時の時間内は業務中になるため自由には出来ません。
これまでのリズム生活が一変しました。
業務が忙しいときは、昼食も取らず仕事を続行していたのですが、父がデイサービスでいない時も母は毎日家にいるために、昼食の準備が必要です。


父がいない日中は、手作業が好きな母は静かに趣味を楽しんでいます。
最初は、塗り絵を買ってきて与えたところ、夢中になってお花や果物を見本を見ながら塗っていました。
2冊の塗り絵もあっという間に完成し、次は何かないかとネットで検索したところ
『つまみ細工』というものを見つけて材料を購入して与えてみました。

最初は当然作り方が判らないので、本も一緒に購入してみましたが、やはり一緒に作り方を試してみないとよく理解ができません。

最近は、YouTubeという便利なものがあります。『つまみ細工』と検索すると沢山作り方の動画が出てきました。これを見ながら母に教えると、見よう見まねで出来るようになりました。

針を使わないので無くすことなく安全でした。
手先を細かく動かして作業するので、慣れるまで暫くかかりましたが、母は私が仕事をしている間に黙々と練習を繰り返し、お花を作ることができるようになっていました。

87歳の母が作った『つまみ細工』です。

2か月ほどで、簡単な花模様は作ることができるようになりました。

退院までの記録はこちら↓

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