シングル介護生活
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介護生活

親子3世代の生活リズムとペットへの悪影響

こんにちは。julyです。

このブログでは、突然始まった親の介護生活や50代シングルの日常を綴っています。
いつかは、、、と頭の中ではぼんやりと考えてはいましたが、80代半ばの両親は思いのほか
二人とも元気に暮らしており、介護の現実味もなく日々を過ごしていた中に、突然訪れました。

3世代の同居

こちらの記事は、要介護の親と孫の三世代の生活の日常を綴っています。

生活リズム

娘と二人の気ままな生活が一変し、老人と住んだことがない娘と3世代の生活が始まりました。
娘は大学生で、日々学業とアルバイトに明け暮れる毎日で、帰宅するのは深夜になることもあります。
私もリモートワークの為、仕事が深夜まで及ぶこともあり、それぞれが起床する時間もバラバラな状態でした。

そのような状況の中で、先ず気になるのが生活リズム。両親は夜9時くらいになるとベッドへ入り就寝します。しかし、父は頻尿の為に夜中に何度も起きてトイレへ行きます。
その度に、ドアの開け閉めの音で私は目が覚め、その後は寝付けない状態に陥ってしまいました。
そして、両親は早朝5時半頃には起床してテレビをつけます。そのテレビのボリュームも大音量です。

同居して、間もなくイライラする気持ちが芽生えてしまいました。

慣れない環境で生活する年老いた両親を注意するのに、心が痛みましたが、これから長い生活になるのと、このままでは私達の生活を保つことが出来なくなると思い、両親へきちんと気持ちを伝えました。

『夜中のトイレへ移動する際は、なるべく静かにドアを閉めてほしい』
『早朝はテレビの音量を下げてほしい』
『朝は7時までは、自分たちの部屋にいてほしい』

両親は、申し訳なさそうにしていましたが直ぐに納得してくれました。

そして、アルバイトで遅く戻る娘にも、なるべく静かに入浴や食事をするように伝えています。

些細なことですが、少しずつお互いの境界線を引きながら生活を保っています。

父の日常

父は21時頃就寝し、早朝5時半には起きてテレビをつけます。
そして、7時半に母と私と3人で朝食を食べます。
朝食を食べた後、3人でラジオ体操をすることを日課にしています。
ラジオ体操は、第3まで流しながら行いますが、父は第1体操が精いっぱいです。
その後、着替えを済ませ、施設のお迎えのバスがくるまでに準備をし、
新聞を読みながら待ちます。
9時のお迎えで、デーサービスへ行き、施設でリハビリを受けたり、入浴をさせて貰ったりして過ごし、昼食を戴いたあと囲碁などのレクレーションをし、3時のおやつを戴き16時の送迎車に乗って帰宅します。
帰宅後は、直ぐにベッドの上からテレビを見ています。
私の仕事が19時頃終わるので、その後に皆で夕食を戴きます。

この日常を、毎日繰り返しています。
デイサービスがない、火曜日と木曜日は、ほぼベッドの上でテレビを観て過ごしています。

母の日常

母も毎日同じように父と起床し、一緒に朝食をとった後は、父のデイサービスへ出かける準備を整えます。
父は、自分でトイレへ行けるものの、知らない間に漏れてしまうため介護用のおむつをしています。そのため、母は朝から父のおむつの交換を手伝っています。
父がデイサービスへ出かけると、洗濯物を干してくれたり、部屋をモップ掛けをして手伝ってくれます。元々、母はジッとしては居られない性分なので、掃除と洗濯を率先してやってくれるので、非常に助かっています。
一通り朝の日課が終わるころ9時過ぎからお昼頃まで、買い与えた手芸や塗り絵などを、その日の気分で楽しんで過ごしています。
私が準備した、昼食を二人で食べたあと、母は少しお昼のテレビををみて過ごし、また午後からは手芸などを楽しんでいます。
夕方近くになると、洗濯物を取り込んでくれます。
そのころには、父がデイサービスより帰宅し、二人で部屋でテレビを観て過ごし、
私の仕事が終わるのを待って、犬の散歩に私と母とワンコで出かけます。
このように、母は小さい割に足腰はしっかりしており、ほとんど手間は掛かりません。

ただ、高齢なのでどうしても作業に時間はかかってしまいます。


ペットへの悪影響

ペットとの関係


実家にも犬を飼ってはいましたが、基本母はペットが苦手です。
私が小さい頃は猫も飼っていたため、母は喘息気味でした。
そのため、我が家のペット(犬)と一緒に住めるのかという点も気がかりでしたが、
父が入院している間に、先に同居していた母はどうにか環境になじむ事が出来ました。

幸いにも、我が家のワンコはほとんど吠えることがなく、誰にでも懐く子でした。
母が引っ越してきた直ぐには、具合が悪い母にそっと寄り添い側にいたワンコにすっかり母は愛着がわいて今では毎日側にいる仲良しです。

両親への怒り

そんなワンコとの生活も、良い点ばかりではないことに気づかされる事件が起きました。

父が退院して一緒に同居しはじめたばかりの頃、私達が知らない間に人間の食べ物を
何でもペットに与えていることが判明しました。
両親の部屋にいる間に、おやつを沢山与えていたのです。

ペットの体重があっという間に1キロ増えていました。

気づいた私は、両親へ注意しました。決まった時間にドッグフードを与えており、おやつも犬用しか与えていないので、止めてほしいと。

しかし、この件に関しては、側で食べ物を欲しがる犬をみると、ついつい与えてしまい
何度注意しても、笑いごとで済ませてしまう両親でした。

しかし、ある日私の我慢が限界に達して両親を大きな声で𠮟りつけてしまいました。
皆で夕食を戴いていた時に、おかずで出した骨付きのから揚げを父が床に投げて与えてしまったのです。
味付けの濃い肉を勝手に与えてしまった行為と、綺麗に毎日掃除をしている床に、油ものの食べ物を投げられた行為に、私は我慢が限界に達してしまいました。

さすがに私が本気で怒っている姿をみて、それからペットへ食べ物をあげる行為をやめるきっかけにはなりましたが、高齢者へきつく注意をするという自分がなんとも言えない気持ちになりました。

高齢者との同居は娘がよい



このような日常を送っていると、やはり義理の姉妹に、親をみてもらうには大変だと身に染みて感じています。

私は、実の娘なので喧嘩しても翌日には許すことができます。しかし、これが義理の両親だと、言いたい事も言えず、また注意したとしても、お互いが気まずい関係を引きずる事になりかねないと実感しています。